デロイト トーマツ グループは、日本企業における役員報酬の水準、株式報酬制度などの導入状況やコーポレートガバナンスへの対応を調べた「役員報酬サーベイ(2022年度版)」を実施した。その結果、売上高1兆円以上の企業におけるCEO、社長の報酬総額の中央値は1億1224万円だった。
売上高1兆円以上企業におけるCEO・社長の報酬総額(中央値)は、21年の9860万円と比較すると約14%増加した。要因として、短期/長期インセンティブ制度がある企業において、CEO、社長のインセンティブ報酬割合が20年は27%、21年は30%、22年は33%と、近年増加している点が挙げられるという。該当企業群ではROE(自己資本利益率)が上昇しており、インセンティブ報酬に反映されている。
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