表参道と奥原宿をつなぐ商業施設「原宿クエスト」が復活 営業開始は2025年春2021年に閉館

» 2022年11月08日 08時30分 公開
[堀井塚高ITmedia]

 NTT都市開発(東京都千代田区)は10月26日、東京・原宿の新たなランドマークとなる複合商業施設「原宿クエスト」の新築工事に着手した。竣工は2025年春を予定している。表参道と奥原宿を結ぶことで地域の活性化を目指す。

新生「原宿クエスト」外観イメージ(画像:以下、プレスリリース)

 敷地面積約1960平方メートル、地上6階・地下1階の計7フロアで構成される同施設は、2021年10月10日をもって33年の歴史を閉じた「原宿クエスト」を生まれ変わらせた「新生原宿クエスト」ともいえる存在。原宿駅前の神宮橋交差点から青山通りに至る表参道と、表参道から竹下通りにかけての奥原宿の境界に位置する立地を生かし、両者をつなぐパサージュ(敷地内通路)を備える。

表参道・代々木公園を望む高層階テラス

 デザインアーキテクトを手掛ける建築設計集団OMAの重松象平氏は「新生原宿クエストは、表参道と奧原宿をつなぐ初めての建築物。そのデュアリティー(二面性)を一体的に考えていくことが原宿・表参道エリアの発展には欠かせない。表参道側には商業的な顔を持ち、同時に奧原宿側へと人々を導き、そこで新たなアクティビティーを誘発する」と話す。

表参道と奥原宿をつなぎ、個性的な路面店が連なるパサージュ

 新生原宿クエストでは、原宿独特のカルチャーやライフスタイルを体現する多様な次世代アーティストたちとコラボレーションしていく予定。その一環として、アーティストのbaanai氏が描いた、原宿を象徴するアート作品で施設のプロモーションを展開している。

広場やアートスケープを設えた屋外空間

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