YouTuber再生数ランキング BreakingDownで話題の朝倉未来が1〜3位を独占

» 2022年11月13日 21時55分 公開
[ITmedia]

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 アナライズログが運営する「デジタルクリエイターズ」は、10月1〜30日に公開されたYouTubeの月間動画再生数ランキングTOP10を発表した。ランキングでは「1分1ラウンド」で最強を決める総合格闘技エンターテインメント「Breaking Down」で話題を集めた朝倉未来のチャンネル「朝倉未来 Mikuru Asakura」が1〜3位、5位、6位と上位を独占している。

「朝倉未来 Mikuru Asakura」が上位独占(撮影:武田信晃)

青汁王子が語る「BreakingDownヒットの理由」

 1位は「朝倉未来 Mikuru Asakura」で公開した「BreakingDown6」のオーディション動画Vol.4だった。動画では女性出場者のオーディションが開かれ、ユーチューバーの坂口杏里やへずまりゅうの嫁など多様なジャンルの女性が参加している。公開初週の573万再生から、942万再生まで拡大した。

BreakingDownの記者会見に登場した朝倉未来(左)と、YUGO(撮影:武田信晃)

 2位にはBreakingDown6のオーディション動画Vol.3がランクイン。格闘家の前田日明がプロデュースしているアマチュア総合格闘技大会「THE OUTSIDER」に出場していた啓之輔、萩原裕介、高垣勇二など、スター選手との対抗戦が開催されることが発表された。公開初週は631万再生で、851万再生まで拡大している。

THE OUTSIDERとの対抗戦が決まり握手する高垣勇二(左)と山川そうき

 3位となったBreakingDown6のオーディションVol.5(759万再生)では、ケンカバトルロワイアル初代チャンピオンのSATORUや、YouTubeのリアリティ番組「令和の虎」に出演しているトモハッピーなどが登場し、オーディションを盛り上げた。

 4位は「HikakinTV」で、546万再生を獲得した。動画では、8月7日に公開した「ヒカキンおにごっこ」の動画を非公開にした理由と謝罪が伝えられている。

BreakingDownヒットの理由

 5位はBreakingDown6のオーディション風景のダイジェスト動画で、544万再生だった。今回のオーディションには、過去最多の2000人の応募者の中から書類審査を通過した100人が参加。青汁王子こと三崎優太や総合格闘家の瓜田純士がオーディションを観覧していた。

BreakingDown6のオーディション風景

 6位「朝倉未来 Mikuru Asakura」、7位「ちゃんねる蟲」、8位「よみぃ」、9位「Koimi DIYの部屋」、10位には「 Fischer's-フィッシャーズ-」が入った。

YouTuber再生数ランキングTOP10(デジタルクリエイターズ調べ)

 前出の三崎は、BreakingDownがヒットした理由の一つに「オーディションの開催があった」と話す。

 「BreakingDownが盛り上がった転機は、オーディションをYouTubeで公開した第4回大会にあったと思っています。『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』というABEMAの番組がオーディションによってバズリ、BreakingDownでもオーディションを公開するようになりバズリました。BreakingDownの魅力は素人同士のストーリにあり、視聴者はそれを見に来ているのです。

 2点目はそのストーリーの裏にある“成り上がり”だと考えています。無名の選手がBreakingDownに出ることによって活躍し有名になっていく。そしてYouTubeやSNSでのフォロワーが増えて、ある種の人気者になっていき『ブレイキングドリーム』をつかむ。その過程が見えるのです。『俺もそういう夢をつかめるんじゃないか』と思う視聴者もいれば、自分の推している選手がそうなっていくのではないかと思うファンもいます。

 夢を一緒に成し遂げていく疑似体験ができるから感情移入しやすいのだと思います。僕自身も他の選手とは少し毛色が違うのですが、そこに一歩踏み込んで一生懸命もがく姿を見せることによって実業家の価値を上げていきたいと思っています」

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