消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
地域・行政のデータを網羅する「生活ガイド.com」を運営するウェイブダッシュ(東京都千代田区)は、サイト会員約4万人を対象とした「全国住み続けたい街ランキング2022」を発表した。1位は福岡県福津市、2位は愛知県瀬戸市がランクインした。
調査では、自身が「住んでいる街」を「住みたい街」として選んでいる人の割合をランキング化した。数値の正確性を期すため「住んでいる街」とした会員数が15以下の市区町村は除外した。
1位の福岡県福津市は福岡市と北九州市の間に位置し、福岡市なら車で40分、北九州市でも1時間程度とアクセスが良い。人口は2010年から増加傾向で、国勢調査では15年から20年かけての人口増減比率が全国4位、年少人口率も全国12位とファミリー層にも人気のエリアとなっている。
2位の愛知県瀬戸市は名古屋市の北東約20キロに位置し、名古屋ICまで車で20分、電車でも35分ほどで名古屋駅に到着できる。
「瀬戸焼」で知られ、製造業の約4割が窯業・土石製品の事業所で、愛知県陶磁美術館や窯神神社など、焼き物に関連した観光スポットも多数存在する。
3位には、群馬県桐生市と富山県射水市が同率でランクインした。
桐生市は織物の街として知られ、江戸時代には「西の西陣、東の桐生」と称されるほど日本有数の繊維産地として発展した。
射水市は、東西を富山・高岡の両市と接する県内第3位の人口を擁する中核市。富山県立大学がある鉄道路線沿いは、富山市内へ通勤しやすく、店舗も多い利便性が高いエリアとなっている。
調査は、10月1〜26日にログインした「生活ガイド.com」会員3万9598人の中で、「住んでいる街」を「住みたい街」にも選んでいる人の割合をランキング化した。
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