消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ネオジャパン(横浜市)の「NEOビズコミ研究所」は、第2回となる「チャットツールに関する実態調査」を実施した。その結果、上司・先輩から部下・後輩への「ありがとう」のメッセージで使われると不快な絵文字は、「目がハートの笑顔絵文字」であると分かった。
2位は「サングラスをかけた絵文字」、3位は「泣き笑いの絵文字」だった。
反対に、上司や先輩から「ありがとう」のメッセージと共に送られてきたら好感が持てる絵文字は、1位が「にこにこ顔の絵文字」、2位は「親指を立てた『いいね』の絵文字」、3位はお辞儀する人の絵文字」だった。
チャットツールでのコミュニケーションによる世代間ギャップについて尋ねたところ、約半数の人が「感じる」と回答した(「とても感じる」11.0%、「やや感じる」35.3%の合計)。この傾向は年齢層別ではあまり差が見られず、性別で見ると女性の方がギャップを感じている人が多かった。
ギャップを感じる理由について、40〜50代のベテラン世代からは「ら抜き言葉にイラつくから」(40代女性)「略語など社会人の常識からかけ離れている」(50代女性)などの声が寄せられた。一方で、20〜30代の若手世代からは、「毎回『お疲れ様です』というところ」(20代男性)「おじさんはチャットを使わないで電話してくる」(30代女性)などの意見があった。
調査は8〜9月に、業務でチャットツールを使う20〜50代のデスクワーカー400人を対象に実施した。
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