消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ひまわり教育研究センターを運営するイノベーションシステム(大阪市)は、偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者を対象に「中学受験」についてのアンケート調査を実施した。
「中学受験を振り返って、やらなければよかったと後悔していることはある?」と質問したところ、67.3%の人が「ある」と回答した。
この結果を母親・父親に分けて集計すると、「後悔していることがある」と回答した母親は73.9%、父親は61.7%で、母親のほうが後悔している比率が高いことが分かった。
やらなければよかったと後悔していることを尋ねたところ、「成績のことでしかったこと」(27.7%)、「遊びをさせすぎたこと」(24.8%)、「勉強をさせすぎたこと」(19.8%)、「低学年のうちにもっと勉強をさせておけばよかったこと」(19.8%)といった回答が多かった。
母親・父親別にみると、母親は「塾に入れるのが遅すぎたこと」「夜寝る時間を削ったこと」「夜遅くまで塾に通ったこと」「塾以外にも家庭教師をつけたり他の塾を掛け持ちしたこと」などの回答が多かった。一方の父親は「遊びをさせすぎたこと」「低学年のうちにもっと勉強をさせておけばよかったこと」といった答えが目立った。
インターネットを使った調査で、偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者150人が回答した。調査期間は8月16〜18日。
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