消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
好きな和食のメニュー1位は「寿司」――。そんな結果が、インターネットリサーチを手掛けるマイボイスコム(東京都千代区)の「和食」に関する調査で分かった。同調査は今回で4回目。
好きな和食のメニューを聞いたところ、1位は「寿司」で81.1%、2位は「刺身」で73.6%、3位は「天ぷら」と「うどん、そば」でともに73.1%、5位は「丼もの」で69.1%だった。
男性では「うなぎ」や「とんかつ」、女性では「煮物」や「炊き込みご飯、まぜご飯」の比率が高かった。
「納豆」は北海道・東北・関東で高く、近畿・中国・四国で低い傾向が見られた。「お好み焼き、たこ焼き」は近畿・中国で高く、「から揚げ」は四国・九州でやや高い結果となった。
和食を食べる頻度を尋ねた。「毎日・1日2回以上」が23.0%、「毎日・1日1回」が32.8%と、和食を毎日食べる人は合わせて55.8%だった。過去調査と比べ「毎日・1日2回以上」の人は3ポイントほど減少した。東北・北陸では毎日食べる人が7割弱、「毎日・1日2回以上」が3割強と、他の層より頻度が高かった。
和食のイメージについて聞いた。最も多かったのは「庶民的」(55.1%)、次いで「季節感がある」(48.2%)、「ヘルシー」「素朴」「伝統的」が各4割強となった。過去調査と比べ、「低カロリー」と答えた割合は減少。10〜40代では「庶民的」「素朴」が上位2位に、女性50〜70代では「季節感がある」が最も多かった。
朝食メニューは和食系と和食以外のどちらを食べることが多いかを尋ねたところ、「和食系が多い」人は34.9%、「和食以外が多い(パンなど)」は36.6%、「和食系、和食以外が同じくらいの頻度」が10.4%だった。
「和食系」は、東北で5割強と高く、また、北海道・北陸・九州でも高い傾向が見られた。「和食以外」は近畿で約46%と高く、女性や高年代層でも高かった。
調査は「MyVoice」のアンケートモニターを対象に11月1〜5日にインターネットで実施した。有効回答数は9805人。
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