消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
比較.comを運営する手間いらず(東京都渋谷区)は、手取りが25万円の人を対象にお金に関する調査を実施した。その結果、手取り25万円の人が毎月預貯金している金額の最多は「4万〜5万円」であることが分かった。
厚生労働省が発表している「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、正社員・正職員の月収平均は32万3400円。手取りに換算すると、およそ25万円ほどとなり、今回の調査対象は「平均的なサラリーマン」ともいえる。こうした人たちは、現在の手取り金額に満足しているのか。満足度を聞いたところ、「満足だ」と回答したのは80人で36%を占めた。「満足ではない」は59人(26%)で、「普通」は80人(36%)となった。
手取り25万円で「満足だ」と感じる理由を尋ねてみると、「生活費にそこまでお金がかからないため」(40人)が最多となった。「夫・妻・パートナーにも収入がある」(28人)、「生活費以外にほとんどお金をかけないため」(24人)と続いた。
一方、不満を感じている理由としては、「あまり貯金ができない」(39人)という回答が最も多い結果となった。約3割が貯金しづらいと感じていることから、毎月の生活は送れるとしても、それ以上に余裕をもって使えるほどのお金はないと感じていることが見てとれる。
毎月の預貯金額を聞いてみると、「4万〜5万円」(24人)が最多で、「2万〜3万円」と「5万円以上」(同18人)が続いた。
今回の調査は、手取りが25万円の219人を対象にインターネットで実施した。調査期間は、10月17〜19日。
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