「ライフイベントによって退職した」2割、理由は?結婚や出産などをきっかけに

» 2022年12月14日 13時10分 公開

 「Job総研」を運営するライボ(東京都渋谷区)は、「退職に関する実態調査」を実施した。結婚や出産などライフイベントを理由に、退職した経験のある人は22.7%だった。

photo ライボは、20〜50代の社会人男女を対象に、「2022年 退職に関する実態調査」を実施した(画像はイメージ)
photo 結婚やライフイベントの変化による退職した経験(出所:プレスリリース、以下同)

 ライフイベントをきっかけに会社を辞めたことがない人(77.3%)は8割近くに。結婚してもそのまま職場に残る人が多く、また育休の制度も整ってきているため「退職」しない人も増えていることがうかがえた。

 ライフイベントの変化によって退職する割合は、男女によってどのくらいの差があるのだろうか。退職した人を男女別にみると、男性15.9%に対し、女性35.0%。女性のほうが倍以上多い結果となった。

photo 結婚やライフイベントの変化による退職した経験(男女別)

ライフイベントの変化による退職理由

 ライフイベントの変化によって会社を辞めた人は、どのような理由が多いのだろうか。この質問に対し「パートナーの勤務先についていくことになった」(24.4%)がトップ。次いで「子育てに理解のある会社への転職」「家族を養う収入を増やすために転職」(いずれも14.1%)、「子育ての時間を確保できる会社への転職」(10.3%)、「家族のことを専念するために退職」(9.0%)と続いた。

 夫婦が一緒に暮らしていく中で、どちらかが引っ越さないといけないという事情で会社を辞めた人も多い。また、子育てしやすい環境へ転職したり、養育費を稼ぐために年収の高い会社に転職したり、そんな理由を挙げる人も多かった。

 インターネットを使った調査で、20〜1000人以上の会社に所属し、1年以内〜10年以上勤務している20〜50代の男女565人が回答した。調査期間は11月9〜14日。

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