JR西日本が就職活動中の大学生に「その他大学」と記したメールを誤送信していたことが分かった。インターンシップ(就業体験)を募集する内容だったことから、SNSでは大学名で学生を選別する「学歴フィルターでは」との批判が一部で上がった。JR西はメール送信のプロセスに不備があったとし、「不快な思いをさせてしまい申し訳ない」と謝罪した。
同社によると、メールは12月14日午後6時、520人の学生に送信した。社内で事実確認をしたところ、メール送信に至る一連のプロセスに不備が見つかったという。
メールは、多くの学生に応募してもらおうと、インターンシップサイトに登録済みの学生や、過去に同社の説明会などに参加した学生に送信した。
この中には、学校名の登録がない学生も含まれており、システム上自動的に「その他大学」と登録される仕様で、メール送信時に誤って「その他大学」と記載したまま送信したという。
同社は誤送信した学生に、経緯の説明とおわびのメールを送ったといい、「今後、再発防止に取り組む」とコメント。「学歴フィルターの事実はない」と説明した。
学歴フィルターを巡っては、就職情報会社マイナビが2021年12月、タイトルに「大東亜以下」と記したメールを大学生に誤送信し「誤解を与えて申し訳ない」と謝罪した。
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