帝京大は11月24日、男性教授による学生への不適切な対応がSNSに投稿されたことに関し、内部調査委員会を発足したと発表した。
投稿は21日にTwitter上で発信されたもの。ゼミの学生募集に関して、応募者を女子学生と勘違いした男性教授が「男子には内緒ですが、女子は基本的には応募=採用です」などと記したメールを送っていた。
この文面とあわせて投稿された音声データには、投稿者とみられる男子学生とこの教授のやりとりが録音されており、「あなたが女だったら、優先的に採るつもりだよと。それだけだよ」「最後は決める人(採用者)が権限持ってるわけでさ。四の五の言われる筋合いじゃないのよ」などと教授が発言していた。
帝京大は22日、投稿を確認し、事実確認を行っていると発表。この教授のゼミの学生募集を中止している。
帝京大は「本学は教員の立場を利用した学生へのハラスメント行為(アカデミックハラスメント)や差別的行為を許容しておらず、決して許されるべきものではないと考える」とコメント。事実関係が明らかになり次第、報告するとしている。
近年、企業や大学の不祥事がSNS上で告発されるケースが目立っている。今年7月、中華料理チェーンを展開する大阪王将の店舗で「厨房にナメクジが大量にいる」などといった書き込みを店舗従業員がSNSに投稿。大阪王将は、運営元とのフランチャイズ契約を解除し、2店舗を閉店した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング