千葉県にグランピング施設「TACO GLAMP THE MEXICO」誕生 廃校をリニューアル周辺地域の活性化を狙う

» 2022年12月19日 11時55分 公開
[ITmedia]

 グランピング事業を中心に宿泊施設のプロデュース・運営するHAMIRU(千葉県市川市)は2023年3月、千葉県多古町の廃校を改変し、グランピング施設「TACO GLAMP THE MEXICO」としてオープンする。過疎地域にグランピング施設を開業することで、町そのものと周辺地域の活性化を狙う。

HAMIRUは廃校を改変し、グランピング施設「TACO GLAMP THE MEXICO」としてオープンする(画像:以下、プレスリリース)

 「TACO GLAMP THE MEXICO」を開業する千葉県多古町は、成田空港から車で約30分の範囲に位置しており利便性が高い。豊かな自然に恵まれており、宝島社が実施した「2022年版 第10回住みたい田舎ベストランキング」において、住みたい田舎ベストランキング(首都圏エリア)で3位を獲得している。

 しかし、知名度は高くなく、人口は約2.2万人(1950年)から減り続け、2022年には約1.3万人にまで減少しているという。同社は「TACO GLAMP THE MEXICO」開業をきっかけに多古町に宿泊型の観光入込客数の増加、地域資源の活用や雇用などの新しい需要を生み出すことで地域の活性化を目指す。

宿泊施設のイメージ

 多古町という「タコス」「メキシカン」を連想させる町名から「まるでメキシコにいるような非日常リゾート体験」を提供する。グランピング場には3種類のテントとトレーラーハウス、合計23棟の宿泊施設を用意。オートキャンプ場も設ける。

オートキャンプ場のイメージ

 廃校を活用したアクティビティも充実させる。キャンプファイヤー場や星空を眺めることができるドームバー、夜まで楽しめるプールに北欧風のバレルサウナを設置する。さらに、人工温泉貸切風呂やフォトスポット、雨の日でも遊べるアクティビティが詰まった体育館やミュージックルームなどを利用できるようにするという。

 同社は、地域の人、訪れる人、応援してくれる人、みんなで作り上げることでより多くの人に愛される場所にしたいという想いから開業に向けてクラウドファンディングを実施する。

キャンプファイヤーやドームバーなどを用意する

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