ソニー・ホンダモビリティ(SHM)は1月4日(現地時間)、バッテリー式EV(BEV)の新ブランド「AFEELA」(アフィーラ)を発表した。同ブランドのプロトタイプとなる車体も報道陣に初披露した。プロトタイプをベースに車体開発を進め、2025年前半に先行受注を始める方針。発売は25年中で、出荷は翌26年春に北米から開始する予定だ。
ブランド名は英語の「FEEL」(感じる)に着想を得た。同社によると「人が、モビリティを“知性を持つ存在”として『感じる』こと、また、モビリティがセンシングとネットワークに代表されるIT技術を用いて、人と社会を『感じる』こと、というインタラクティブな関係性を表現している」との意味が込めているという。
初披露したプロトタイプはセダンタイプに当たる。ブランドのコンセプトはAutonomy(進化する自律性)、 Augmentation(身体・時空間の拡張)、 Affinity(人との協調、社会との共生)の頭文字を取り「3A」と設定。内装は繭に包まれたような、無垢でやさしいラウンド基調のデザインとした。SHMは「単に心地良いだけでなく、注意を逸らす装飾性を極力無くし、カラーリングもシンプルを徹底した」と説明している。
機能面では半導体大手の米クアルコムや、ゲームエンジンの開発を手掛ける米エピックゲームズなどと提携。車のコネクテッド化や運転以外のエンターテインメントも進める。
プロトタイプの車体は1月5日から米ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大級のIT見本市「CES」で、同月8日まで展示される。
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