新生銀行が社名変更、「SBI新生銀行」に 「顧客中心主義を一層徹底」

» 2023年01月06日 14時49分 公開
[ITmedia]

 SBIホールディングスに買収された新生銀行が、1月6日までに社名を「SBI新生銀行」に変更した。SBIの名称を冠することで、SBIグループの一員であることを明確にする狙いがある。

photo 新生銀行の店舗(出典:公式Webサイト)

 同社は「SBIグループがもつスピード感や起業家精神、先進的技術を取り入れ、『顧客中心主義』を徹底することで、お客さまにとって利便性の高い商品・サービス・機能を提供していく」と説明している。

photo 新たな企業ロゴ

 「先駆的・先進的金融を提供するリーディングバンキンググループを目指し、商号変更を機に、さらにグループ役職員が一丸となって努力・邁進していくことが、今後の当行グループの競争力の源泉となり、持続的な企業価値向上に資するものと考えている」

振り込み時の金融機関名も変更

 旧新生銀での支店名、支店番号、口座番号、銀行コード(0397)に変更はない。他の金融機関から「新生銀行」に振り込みや送金をする場合、3月30日までは旧行名での受け取りが可能だ。だが、翌3月31日以降の着金分から受け取り不可となるため、事業者などに「SBI新生銀行」名での手続きを求めている。

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 新生銀は日本長期信用銀行として1952年に設立。岸田文雄首相も政界進出前に、行員として勤務していた。98年に経営破綻し、政府による国有化などを経て、2004年に新生銀として誕生したものの、経営不振が続いていた。21年12月にSBIホールディングスによるTOB(株式公開買い付け)が成立し、SBI傘下となった。

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