「就職した会社で定年まで働く」77％、その理由は？：「転職して給与を上げたい」声も（1/2 ページ）

[ITmedia]

　就職した会社で定年まで働きたいと考えている学生は、どのくらいいるのだろうか。高校生や大学生などに聞いたところ「勤め続けたい」と答えたのは77.1％、「勤め続けたくない」は22.9％。大多数の人が、定年までの勤続意向を持っていることが、日本労働組合総連合会（連合）の調査で分かった。

　「勤め続けたい」と答えた高校生（高専生を含む）は77.4％、大学生（大学院生などを含む）は76.9％。学生区分別でみても、差はほとんどなかった。

定年まで勤続意向を持っている学生が多い（出典：連合）

　「勤め続けたい」という人に、その理由を尋ねたところ「安定した仕事に就きたいから」（61.1％）が断トツ。次いで「長く一つのことに取り組みたいから」（28.4％）、「転職や独立は大変そうだから」（23.7％）、「変化が苦手だから」（20.1％）という結果に。

定年まで勤め続けたいと思う理由（出典：連合）

　高校生は「安定した仕事に就きたいから」が68.9％と、大学生（55.8％）と比べて10ポイント以上高く、大学生は「長く一つのことに取り組みたいから」が32.9％と、高校生（21.7％）と比べて10ポイント以上高かった。