消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
教科書を発行する光村図書出版(東京都品川区)は、全国の小・中学生とその保護者を対象に、「給食」に関するアンケート調査を実施した。小・中学生に給食の時間が好きか聞いたところ、「好き/どちらかといえば好き」と答えた割合は87.4%、好きな(好きだった)給食メニューについては、小・中学生、保護者ともに1位は「カレーライス」(小・中学生62.8%、保護者48.0%)だった。
2位もともに「揚げパン」(同37.2%、39.8%)と、カレーや揚げパンが幅広い世代から人気を集める給食メニューであることが分かった。3位は小・中学生が「冷凍みかん」(28.0%)、保護者は「ソフト麺」(31.2%)だった。
小・中学生と保護者を比較すると、保護者3位の「ソフト麺」は、小・中学生では8位(18.2%)と、人気に差が見られた。上位のメニューは共通しているものも多い一方、小・中学生9位の「手巻き寿司」(13.0%)や、保護者9位の「くじらの竜田揚げ」(13.8%)など、世代による違いが見られるメニューもあった。
保護者に「忘れられない給食メニューとその思い出」を尋ねたところ、「プールの後に野外でみんなでカレーを食べた」(東京都、30代女性)や「子どもの頃は今まで見たことのなかったパンがおいしくて驚いたことを覚えている」(広島県、50代男性)、「ソフト麺がミートソースから溢(あふ)れないように食べるのにコツがいり、楽しかった」(愛知県、40代女性)などが聞かれた。
また、「たけちゃんマンライス(1980年代に学校給食でみられたエビ、アサリ、ニンジン、タマネギなどが入ったミルクスープベースの麦入り炊き込みご飯)」(島根県、40代男性)、「みそピーは千葉県人ならみんな好きだった(千葉・茨城地方の家庭料理でピーナッツ味噌)」(千葉県、50代男性)など、世代や地域によってさまざまな給食メニューも挙がった。
今回の調査は、全国の小・中学校に通う児童・生徒の保護者を対象に、インターネットで行った。期間は22年11月9〜10日、有効回答数は500人(小学1〜6年生の保護者335人、中学生1〜3年生の保護者165人)。
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