BTSのロケ地で撮影も 沖縄のリゾ婚 映えスポット巡るプラン、協会が国内外で販売

[沖縄タイムス＋プラス]

　沖縄リゾートウェディング協会（翁長由佳代表理事）は、県内でリゾートウエディングを行うカップル向けに、マリンレジャーなどの体験アクティビティとロケ撮影を延泊して楽しむ「沖縄ハネムーンコンテンツ」の開発と発信に力を入れている。県内8市町村の「写真映え」するスポットを巡ってアクティビティを二人きりで楽しむ高価格帯のプランを作り、今月から国内外のイベントで販売する。リゾ婚を検討するカップルの滞在日数を延ばし、消費単価を上げて相乗効果を生み出す狙いだ。（政経部・又吉朝香）

BTSのミュージックビデオのロケ地として話題になった金武町の新開地での記念撮影（提供）

　同協会は昨年8月と9月、横浜と大阪で開催した沖縄リゾートウェディングフェアの来場者198組にアンケートを実施した。結婚式や披露宴を検討中のカップルの48％が沖縄に3〜5泊滞在したいと回答したことから、同コンテンツの開発に着手した。

　大宜味村や南城市、糸満市など8市町村を舞台にしたプランがあり、記念撮影用にプロのカメラマン付きで13万〜27万円と高価格帯。今月21、22日に開催される「沖縄リゾートウェディングフェア in東京新宿2023」で販売を始める。

うるま市内の海でのパラセーリング体験（提供）

　金武町のプランは、億首川マングローブでのカヤック体験や、韓国の人気音楽グループBTSのミュージックビデオのロケ地で話題となった「新開地」で撮影ができる。撮影代やカヤック体験、ランチ代を全部含めて18万円。所要時間は約8.5時間。

　うるま市ではパラセーリング体験や「訪れると子宝に恵まれる」という言い伝えがある浜比嘉島の拝所「シルミチュー」で写真撮影があり、19万6千円。所要時間は約5時間。

　同協会の上地明彦事務局長は「結婚式だけではなくハネムーンを沖縄で楽しんでもらいたい。宿泊日数を延ばす仕組みを作り、沖縄観光全体が稼げる仕組みを構築していきたい」と話した。

　沖縄ハネムーンコンテンツのプランの詳細が確認できる。URL https://lin.ee/Awz7FSy