タイムクラウドは、仕事のタイムパフォーマンス(以下、タイパ)に関する調査を実施した。その結果、「タイパが悪い」と感じた経験があるビジネスパーソンは75.2%で、最もタイパが悪いと感じる業務に選ばれたのは「会議」だった。
タイムパフォーマンスとは、投資した時間(Time)に対する成果(Performance)を示す言葉。コストパフォーマンスと似ているが意味合いは少し異なり、コストパフォーマンスが「費用対効果」を意味するのに対し、タイムパフォーマンスは「時間対効果」を意味する。
調査では「タイパが悪いと感じる瞬間はあるか」の設問に対し、「よくある」が21.5%、「たまにある」が53.7%となり、約8割のビジネスパーソンが「タイパが悪い」と感じる瞬間があることが分かった。
具体的にタイパが悪いと感じる業務は、1位「会議」(47.7%)、2位「紙の資料」(38.0%)、3位「通勤時間」(37.3%)。会議と答えた人からは「アジェンダや論点が不明確」「不要なメンバーのアサイン」など、形骸化した会議への疑問を抱くコメントが多く挙げられた。また、昨今のリモートワークの浸透により通勤が必須ではなくなった業種の人もいることから、通勤時間がタイパが悪いと感じるようになったとの意見も複数あった。
タイパが悪い仕事を減らすための対策については、「ほとんど何もしていない」(38.7%)、「まったく何もしていない」(16.6%)を足した55.3%が対策をしていないと回答。実際に対策を講じている人は、45%ほどだった。
具体的には、「紙ベースの資料を電子化することで資料を探す時間を削減」「印刷せずにデータに保存、共有を意識する」ことで電子化を促進するほか、通勤については「できる限りテレワークを行い、移動時間や雑談時間を減らす」「全社的な会議ではリモート参加にして、耳だけ傾けながら仕事する」などの対策を行っているようだ。
インターネットを利用した調査で、20〜60代のビジネスパーソン1053人が回答した。調査期間は2022年12月21〜28日。
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