“魅せる抽出”タイガー魔法瓶、「自動サイフォン式」高級コーヒーメーカーを開発：価格は6万6000円（1/2 ページ）

[カワブチカズキ，ITmedia]

　タイガー魔法瓶（大阪府門真市）は、コーヒーメーカー「Siphonysta（サイフォニスタ）」を2月21日より発売する。同社の熱制御技術でサイフォン式抽出を自動化し、自宅で本格的なコーヒーを楽しめる商品として訴求する。

コーヒーメーカー「Siphonysta（サイフォニスタ）」 （出所：プレスリリース、以下同）

　サイフォン式コーヒーは、用意する道具や作業工程が多く抽出方法が難しいといった理由から、カフェや喫茶店で楽しむものだった。Siphonystaは同社が培ってきたスチーム技術と熱制御技術を駆使し、サイフォン式コーヒーの抽出を自動化した商品だ。

　同社は「コロナ禍の自宅時間を充実させるために、自らが認めた付加価値には惜しまずに対価を払う“こだわり志向”の生活者が増加している」と指摘する。本商品はそういった層をターゲットに狙う。

　

スチーム技術と熱制御技術を融合

　抽出過程で温度を切り替えられるDual Temp（2段階温度抽出）モードに加え、電気ケトルで採用しているプリントヒーターの技術を応用した熱コントロールヒーターを実装。

　選択キーを押すだけで抽出過程の温度や時間、攪拌方法を自動で調整できる機能により、風味と濃さをそれぞれ3段階、同じ豆で9通りの味が楽しめるよう工夫した。

Dual Temp Brewing Method（2段階温度抽出法）

風味3段階×濃さ3段階の調整メニュー