子育てをしながら働くうえで、意識してほしいポイントが2つあります。1つ目は「自分なりの“妥協点”を見つける」こと、2つ目は「自らコミュニティーを作ること」。
無理なく働くためには、会社の制度や行政・民間の制度を最大限利用し、賃金面と忙しさのバランスについて自分なりに納得できる“妥協点”を見つけることが重要です。「独身時代と同じ仕事量や付き合いはできない」ことを、周囲に理解してもらう。そして、自分でも「これは仕方がない」と納得するなど、自分なりの“妥協点”を見つけてみることが、ワークライフバランスを保つうえで大切なポイントではないかと感じています。
実家が遠方である、家族のサポートを受けるのが物理的に困難、転勤族で近くに友人がいないなど、さまざまな理由で周囲に頼ることができない人もいると思います。家族の形がどんどん変化し、昔のように祖父母と一緒に住んでいる、地域の方々が助けてくれるといった生活環境が、もう私たちのそばには当たり前に存在しません。
孤立を防ぐためにも、一人一人が身近に「互いに支え合える緩やかな人とのつながり・コミュニティー」を、見つけていく必要があります。子育てサロンやママ友との時間、習い事、ボランティア活動などを通じて、積極的にコミュニティーを作る、参加することを提案します。
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