「沼に足を取られたように、なかなかスランプから抜け出せない」「考えすぎてつらい……」。そんな時、どのように対応すべきなのだろうか。仕事上で起きがちな事例を基に、“沼”から抜けだすヒントを考えてみたい。
過去記事はこちら
「若手いじめ」「嫌がらせ」などさまざまな行為で職場を悩ませる「お局」。「お局」と聞くとベテラン層を思い浮かべがちだが、最近は「若手お局」も存在するようで。
もし、組織で「お局」に出会ってしまったら、私たちはどのように行動すべきなのだろうか。産業カウンセラーの川村佳子さんに、「お局」が組織に及ぼす影響や対処方法について聞いた。
――「お局」はどのような嫌がらせ、攻撃を行うのでしょうか?
川村: お局は自分に対して悪影響を及ぼすと感じた人を徹底的に攻撃します。人間関係の切り離しやマウンティング、集団で特定の人物を攻撃するなど、そのやり方は多岐にわたります。過去に聞いた例では、新人を常に監視し、電話対応に対して「今の80点」などと点数をつけるお局や、気に入らない人がいる会議室の空調を切ったり、シフト表をいじったりなど、子どもじみた嫌がらせを繰り返すお局もいました。
――「お局」がいると、組織にどのような悪影響が及ぶのでしょうか?
川村: 職場環境の悪化に加えて、精神的暴力の下で働くことによるメンタル不調者が続出してしまいます。退職者が増加し、離職率も高まる傾向があります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング