CCCマーケティング総合研究所は、値上げに関する調査を実施した。その結果、食事会や衣類などに「かける金額を減らす」声が多い中で「祝い事や健康にはお金をかける」と考えている人が多いことが分かった。
物価上昇に対する実感を聞いたところ、70.1%の人が「思っていた以上に価格が上昇している」と回答した。2022年7月の前回調査でも63.7%が同様の回答をしており、今回はより多くの人が感じていることが明らかになった。
今後について、引き続き購入する品目としては「生鮮食品」「ティッシュ・トイレットペーパー」「洗剤」「ペットフード・ペット用品」「電気・ガス・水道」「交通費」「ガソリン」「通信費(インターネット・電話)」など、暮らしに欠かせないものが挙げられた。
購入量・頻度を減らして引き続き購入する品目では、「外食」「衣類」「菓子類」などと答えた人が多かった。
イベントやテーマごとへのこの先(1年程度を想定)のお金の使い方についても尋ねた。「祝い事」では過半数の人が「これまでと同等の金額を使う」(52.5%)と回答。そのほか「自分の健康」に関しても「これまでと同等の金額を使う」(53.2%)が半数を超え、「よりお金をかける」(8.3%)と合計すると61.5%がお金をかけたいと考えていることが分かった。
よりお金をかける項目としては「貯金」(10.7%)や「投資」(8.7%)が、他の回答と比較して高い結果となった。一方で、38.5%が「食事会・飲み会・パーティー」には、「これまでよりかける金額を減らす」と回答し、「これまでと同等の金額を使う」(30.8%)を上回った。
調査は全国の男女16〜79歳を対象にインターネットにて実施した。有効回答数は2707人、期間は2022年12月19〜22日。
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