1月14〜15日にかけて実施された「大学入学共通テスト」を皮切りに、受験シーズンが本格的にスタート。受験生が試験勉強に励む傍ら、例年菓子や飲料メーカー各社は“受験仕様の特別パッケージ”などを提供し、受験生に応援メッセージを届けている。
そんな中、森永製菓の「大粒ラムネ」は、パッケージと屋外広告に、あるギミック(仕掛け)を施した。受験生にエールを送るためのユニークな仕掛けとは一体、何だろうか。同社菓子マーケティング部の中原仁さんに話を聞いた。
「大粒ラムネ」(119円)は通常の森永ラムネよりも1.5倍大きいサイズのラムネ。売り上げは好調で、2018年3月に発売した当初は、年間販売計画数量を1カ月足らずで売り切ってしまったという。
大粒ラムネは脳の主なエネルギーとされているぶどう糖を90%配合。「集中したいときに良い」と口コミやSNSで広まり、ビジネスパーソンやゲーマーなどから支持されている。
また、学生、受験生の勉強時のお供としての購入も多い。主な購入層は20〜30代男女、受験生の母親世代である40〜50代の女性だという。
大粒ラムネは22年12月から商品を10%増量し、受験生応援特別パッケージを展開している。パッケージには、受験生時代に誰もが使ったであろう“赤シート”を使用したギミックを施した。
パッケージ下部の吹き出しには「そうじしてきぶんてんかんをするつもりがむしろべんきょうよりまじになっちゃってるわ…」など、“受験勉強あるある”を記載。この文章に赤シートをかざすと、「じぶんをしんじて」という応援メッセージが現れる。
パッケージは6種類用意し、「ふんばりどき!」「きみならできる」などの応援メッセージを施した。
「森永製菓では、『集中したいときにラムネを』と訴求しています。今回の施策では、人生において重要なイベントである“受験”を控えた受験生がターゲット。受験生にラムネのファンになってもらうことで、将来的には『仕事のお供』としてラムネを購入してもらい、ロイヤルユーザーへの成長も見据えています」(中原さん)
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