消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、現在仕事をしている男女を対象に「仕事に自信を持てない理由に関する意識調査」を実施した。仕事のスキルや能力に自信があるか聞いたところ、「ない」と答えた割合は43.0%で、自信を持てない理由1位は「資格・スキルがない」(44人)だった。
2位は「経験が少ない」(28人)、3位は「仕事内容が簡単」(26人)、4位は「周りの人が優秀」(19人)、5位は「知識が足りない」(16人)だった。
1位の「資格・スキルがない」と答えた人からは、「エンジニアだが一人でモノを作れるほどのスキルがないから」(27歳男性)、「特別な資格を持っているわけではないため」(30歳女性)、「特筆すべき肩書きや資格がない」(42歳女性)などの声が聞かれた。「自分を客観的に評価する指標」や「能力の証明」がなくて自信を持てない人が多いことが分かった。
2位の「経験が少ない」と答えた人からは、「まだまだ入社して間もないから」(27歳男性)、「転職して未経験の仕事に就いたので」(35歳女性)、「今の職場で働き始めたばかり。周りの人に助けてもらってばかりであまり役に立っていないから自信がない」(49歳女性)などの声が挙がった。
3位の「仕事内容が簡単」と答えた人からは、「基本的に誰でもできる仕事なので」(28歳女性)、「運転免許さえあれば誰にでもできて代わりのきく仕事なので、スキルや能力に自信はまったくない」(31歳男性)、「専門的な仕事でないから」(52歳男性)という意見があった。
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