アルバトロス(東京都大田区)は、運営する退職代行モームリの利用者を対象に、退職代行サービスの利用状況に関するアンケートを実施した。その結果、退職代行利用者の業種で最も多いのは「飲食・サービス業」であることが分かった。
退職代行依頼者を年代別に見てみると、「20代」が圧倒的に多く547人、次いで「30代」が191人となった。10〜20代で全体の67.0%を占めている一方で、40代以上でも全体の1割以上が利用していることが分かった。
依頼者の雇用形態を見てみると、「パート・アルバイト」が全体の45.0%を占め、次いで「正社員」が43.0%となった。
職種別の利用者数では、「飲食・サービス業」が全体の23.2%で最多となった。次いで多かったのが、「販売業」「製造業」だった。
同社は、長時間労働などの職場環境や、人間関係の問題が発端となり、相談しづらい環境であることが1番の要因ではないかと分析する。
依頼者の勤続年数では、「1〜6カ月」が38.9%で最も多く、次いで「1カ月未満」(26.5%)、「6カ月〜1年」(12.9%)だった。
また、退職代行利用の経緯や退職理由を聞いてみると、「上司から各種ハラスメントを受けている」(34.9%)、「上司から退職を止められる」(31.6%)、「サービス残業がある」(21.7%)が上位となった。
調査は全国の10〜60代の男女932人を対象に実施した。調査期間は、2022年3月15日〜23年1月31日。
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