嬉野温泉観光協会(佐賀県嬉野市)は2月7日、轟の滝公園に滝サウナが体験できるキャンプ場「嬉野アウトドアフィールド」をプレオープンした。近年人気が高いサウナを取り入れたキャンプ場の開設で、地域活性化を狙う。
今まで轟の滝公園は散策やピクニックでの利用方法しかなかったが、新たにデイキャンプやテントサウナ体験を提供する。
公園内にある轟の滝は「日本の滝100選」に選定されており、ユニークな環境でサウナを楽しめるようにした。テントサウナは1組最大4人まで利用でき、150分貸切制とした。セルフロウリュと水風呂に嬉野の茶葉を入れ、香りを楽しめるようにした。
テントサウナの利用料は1人当たり5000円。2月19日まではトライアル期間として特別価格で提供する。
日本サウナ・温冷浴総合研究所によると、2021年における日本のサウナ愛好家数は約2584万人だった。頻度別では、年1回以上月1回未満の「ライトサウナー」は1652万人、月1回以上月4回未満の「ミドルサウナー」は523万人だった。新型コロナウイルスの影響もあり、17年の調査開始からサウナ愛好家数、ライトサウナー、ミドルサウナーも最も少ない数となった。
一方、月4回以上サウナを利用する「ヘビーサウナー」は339万人で19年以来微増していることから、根強い愛好家がいることが分かっている。サウナ愛好家を取り込み地域活性化につなげられるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング