消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
調査会社の米Sensor Towerは、「2022年海外市場における日本のモバイルIPゲームインサイト」レポートを発表した。19年から22年にかけて日本のスマホ向けのIP(版権)ゲームの収益の37%近くは海外市場からであることが分かった。
新型コロナウイルスの感染拡大などの影響を受け、20年の海外市場におけるゲーム収益は、前年比14.8%増の33.8億ドル(約4460億円)だった。しかし22年1〜11月では24.9億ドルと前年同期比20%近くまで減少し、新型コロナウイルスによるプラスの影響が薄れたことがうかがえる。
ダウンロード数では、世界市場への依存度が高く、19年から22年では、90%近くは海外市場からだった。一方で、19年と20年にはダウンロード数は6億に迫ったが、21年以降は減少傾向が続き、22年1〜11月では4.4億回と前年同期比5.2%減となった。
22年1〜11月の海外における収益ランキングトップ100では、40%近い収益が米国市場によるものだった。また中国や韓国市場も、米国市場に次ぐ収益を記録した。
ダウンロード数では、中南米および欧州市場からの実績が目立った。
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