朝倉未来氏がBreakingDownの社長に就任 国内外での事業を加速

» 2023年02月17日 12時05分 公開
[ITmedia]

 「1分1ラウンド」で最強を決める総合格闘技エンターテインメント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」を手掛けるBreakingDown(東京都渋谷区)は、2023年2月付けで社長の板垣雄吾(YUGO)氏が退任し、BreakingDownファウンダー兼プロデューサーの朝倉未来氏が社長に就任すると発表した。

 同社は「今年度からはより国内外での事業を加速させていくべく、これまでもBreakingDownの顔として大会をけん引してきた朝倉未来が代表取締役社長に就任する運びとなった」と説明している。

朝倉未来がBreakingDownの社長に就任

 板垣氏はCBO(Chief Branding Officer)兼海外事業代表として、今後展開していく海外事業の代表に就任。引き続きBreakingDownの事業発展に務めるという。国内事業については、溝口勇児氏がCOO(Chief Operating Officer)兼国内事業代表に就任する。

 21年7月にスタートしたBreakingDownは大会を重ねるごとに成長し、総合格闘技エンターテインメントとして国内有数のコンテンツとなっている。試合は、朝倉氏が考案した「1分1ラウンドで最強を決める」というルールのもと、現役プロ格闘家や元プロ格闘家、空手やボクシングの元世界ランカーなどが一同に集い試合を敢行。イベント名の通り、格闘技や格闘家の既存イメージを“壊し続ける”興行となっている。

 同社は「BreakingDownはさらなる成長のため、国内外においてパートナーとなる企業との連携を強化していく。今後も『1分間で最強を決める』というコンセプトのもと、ファンの皆さまの挑戦意欲が湧いてくるようなコンテンツを提供し、多くの方々に楽しんでいただけるように進化し続けていく」と話している。

 朝倉未来氏のYouTubeチャンネルは2月17日現在、登録者数311万人を超えている。その他にも実業家としての顔も持つ。最近では70万人以上のフォロワーを有する自身のTwitterアカウントを停止し、「BreakingDownの公式アカウントにする」と宣言。その理由について同氏は「Twitterというアプリの宣伝広告効果があまりない。インスタとかYouTubeの方が圧倒的に宣伝広告効果が高い」と説明していた。

朝倉未来氏のプロフィール

2月19日にはBreakingDown 7が開催

 同社は2月19日、幕張メッセで『喧嘩道 presents BreakingDown 7』を開催する。この模様はABEMAが「ABEMA PPV ONLINE LIVE(アベマ ペイパービュー オンライン ライブ)」で全試合生中継する。BreakingDown社のオリジナルライブ配信プラットフォーム「Breaking Down LIVE」でも配信予定だ。

幕張メッセで『喧嘩道 presents BreakingDown 7』を開催

 22年11月に開催された『喧嘩道 presents BreakingDown 6』では、元プロレスラーで現在は総合格闘技プロモーターの顔を持つ前田日明氏がプロデュースする総合格闘技団体、THE OUTSIDERで活躍していた選手たちが集結。BreakingDownとTHE OUTSIDERによる対抗戦は話題となった。

 『BreakingDown 7』では、22年の大みそかに開催された『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』に出場したYUSHI選手など、現役プロ格闘家の参戦が決定している。その他にも『Breaking Down 6』でTHE OUTSIDER軍団として出場した啓之輔、樋口武大、萩原裕介、高垣勇二らの再戦も発表された。大会には過去最大の約2600人が応募。書類審査を通過した150人によるオーディションの様子が朝倉選手の公式YouTubeチャンネルで公開されると、再生回数は累計2630万(1月24日時点)を記録するなど、多くの視聴者から熱視線が送られている。

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