消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、「家計の危機を立て直す方法」に関する意識調査を実施した。物価上昇が家計に影響を与える中、かさむ出費を立て直す方法を聞いたところ「食費を見直す」との回答が最多となった。
最初に「家計に危機感を覚えるとき」を聞くと、1位は「貯蓄が増えないとき」(33.4%)で、以下「出費がかさんだとき」(14.8%)、「お金のために我慢するとき」(14.4%)が続いた。
「貯蓄が増えないとき」と答えた人からは「節約術を使って切り詰めているつもりなのに、貯金がほとんど増えないとき」「通帳の残高が徐々に減っていくのを見たとき」などのコメントがあった。「出費がかさんだとき」の具体例としては、「車のタイヤや家電の購入」「子供の進学時期」などの体験が寄せられた。
「家計の危機を立て直すためにしていること」という質問で最も多かった回答は「支出を減らす」(48.2%)だった。「収入を増やす&支出を減らす」は26.0%、「収入を増やす」は9.4%で、「何もしていない」という人は16.4%だった。
「家計の危機を立て直すために何かしらしている」と回答した418人に具体的な方法を聞くと、1位は「食費を見直す」(170人)で、「できるだけ安いスーパーに行く」「とにかく外食をしない」などの具体策が寄せられた。
2位は「無駄を削る」(127人)、3位は「副業・ポイ活をする」(115人)となった。「家計簿をつけたりファイナンシャルプランナーに相談したりして、家計を可視化する」と答えた人も22人いた(8位)。
調査は全国の社会人男女500人(女性354人/男性146人)を対象に、2022年12月6日〜7日にインターネットで実施した。
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