消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は「給料日前にお金がないときの乗り切り方」に関する意識調査を実施した。給料日前に金欠になる原因を聞いたところ、1位は「外食・テークアウトが多い」だった。
「金欠になるのは給料日の何日前?」と聞いたところ、最も多かった回答は「〜1週間前」(39.4%)で、「〜5日前」(26.8%)、「〜3日前」(17.8%)が続き、平均は6.2日前だった。
「給料日前に金欠になる原因」を聞いたところ、1位は「外食・テークアウトが多い」(16.0%)、2位は「衝動買いしてしまう」(14.6%)、3位は「生活費・固定費が高い」(13.6%)だった。寄せられた回答を分析すると「無計画にお金を使ってしまう」「ライフスタイルの問題」が原因の人が多かったが、「収入が少ない」と答えた人も4.6%いた。
具体的なエピソードを聞くと、外食・テークアウトが多い人からは「ついつい自炊を怠って外食してしまうときがあるから」「休日に家族で出掛け、外食することが多い」、衝動買いしてしまう人からは「ついブランドのアクセサリーやバッグを買ってしまう」「欲しいと思ったものがあると金額を気にせず買ってしまう」、生活費・固定費が高い人からは「1人暮らしのため固定された出費が多い」「食費が高い」「ローンの返済額が多いから」といった声が寄せられた。
「給料日前にお金がないときの乗り切り方」で最も多かったのは「食費を節約する」(246人)で、以下「外食しない」(78人)、「買い物を減らす」(58人)、「外出しない」(57人)が続いた。
具体的な食費の節約方法としては「安い食材を買う」「家にある食材だけで料理する」「実家に戻ってご飯を食べる」、外食をしない方法としては「家から弁当を持参する」「職場にマイボトルを持参する」などの声が寄せられた。
帝国データバンクが昨年9月に発表した試算では、相次ぐ食品値上げに伴い、1世帯当たりの家計負担額は1カ月で平均5730円、年間で6万8760円増えるという。お財布事情は厳しい状況が続きそうだ。
調査は全国の男女500人(女性326人/男性174人)を対象に、2022年11月15日〜19日にインターネットによる任意回答で実施した。
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