完売・欠品相次ぐ「電気カイロ」 想定以上に売れた理由を担当者に聞いた(1/2 ページ)

» 2023年02月23日 11時30分 公開
[ITmedia]

 「十年に一度」と言われた寒波も最終局面。今シーズンを振り返って、どんな防寒対策グッズが売れたのか。

 近年、じわじわと「冬の定番グッズ」として広がっている商品が電気カイロだ。なぜ売れているのか? 「充電式カイロ」シリーズの売れ行きが昨シーズンに比べて好調だというライフオンプロダクツ、今シーズンに初めて電気カイロ商品を展開したFrancfrancの広報に話を聞いた。

電気カイロはなぜ売れた?

photo ライフオンプロダクツのD2Cブランド「mottole」の「MTL-E029 充電式カイロ 大容量モバイルバッテリー機能付」(4400円)

 ライフオンプロダクツの充電式カイロシリーズは想定以上の売れ行きだと担当者は説明する。売り上げは2月中旬時点で昨シーズンの約1.7倍。カラーによっては欠品も出ている状況だ。

 従来は主婦層やシニアなどに幅広く人気の商品だが、通勤時に利用したい社会人や、子どもの通学時に持たせたい保護者層にもその人気が広まったという。袋から出せば一定時間はずっと温かいままの使い捨てカイロと異なり、温まりたい時にだけ使える利便性が支持された。

 Francfrancの担当者によれば、2022年9月に発売した「繰り返し使えるカイロ」は暖房商品の中でも好調な売れ行きだった。予想を上振れたため1カ月程度で初回入荷分が完売。追加納品を実施したという。

photo Francfranc「繰り返し使えるカイロ ピンク」(3000円)
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