「体が資本」という言葉の通り、現在のビジネスでは「健康」が一つのトレンドとなっている。一方で、リモートワークの普及による運動不足や、過重労働による睡眠不足など、ビジネスパーソンと健康を取り巻く環境に課題が山積している。「食」や「睡眠」、「運動」といったさまざまなキーワードから、心身ともに健康を維持し、パフォーマンスを高く保ち長く働き続けるためのヒントを提供する。
「睡眠時間と仕事のパフォーマンスは比例する」といわれるほど、睡眠の時間と質は重要だ。その一方でコロナ禍によるライフスタイルの変化などで、よく眠れなくなったビジネスパーソンも多いのではないか。
近年は睡眠の質の向上を図る商品に注目が集まっており、小売業各社はさまざまなグッズを展開し、訴求している。今、世の中ではどんな快眠グッズが売れているのだろうか。
生活雑貨を扱う「無印良品」を運営する、良品計画(東京都豊島区)の担当者に取材した。
無印良品では収納や掃除のコツ、ひいてはウェルビーイングなど、日々の暮らしに役立つテーマを設定し、自社の商品を“編集”して訴求していると、広報担当者は説明する。
そのため「快眠グッズ」と銘打った売り方はしていないものの、良い眠りを求めるユーザーに結果的に選ばれている商品があるという。広報担当者から聞いた、売れ筋やロングセラー商品を紹介する。
「脇に縫い目のない二重ガーゼパジャマ」(4990円)は、同社の商品の中でも長く人気のある商品の一つだ。
着心地を考え脇の縫い目をなくしたやわらかな肌触りが特徴で、寝返りを打ってもごわつきが気にならないようにしている。
また、タグを首の後ろに付けていないため、タグが首回りに触れることによる不快感も解消している。服のタグは堅めの生地でできていることもあるため、特有のゴワゴワ感にストレスを感じていた人は助かるだろう。
同社が展開しているエッセンシャルオイル(精油)の中で、特に人気があるのが「エッセンシャルオイル おやすみブレンド」(10ミリリットル 1790円)だ。
ベルガモット、スウィートオレンジなどをブレンドしており、ゆったりと落ち着きのある香りに仕上げた。
一時期SNSを中心に話題となり、商品が手に入りにくい時期もあったという。
時間をかけて焙煎し、黒豆の香ばしい風味を引き出した「穀物のお茶 国産大豆の黒豆茶」(250円)は、ノンカフェインのお茶だ。そのため就寝前のリラックスしたいシーンに選ばれている。
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