消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
日本語入力、きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」を提供するバイドゥ(東京都港区)は、「Z世代が選ぶ!! 卒業式あるあるTOP10」を発表した。1位は「好きな人に告白」で、2位「黒板アート」、3位「『また会おうね!』と言うが会わない」と続く。
1位の「好きな人に告白」は、卒業式は学校で好きな人に想いを伝える最後のチャンスと考えているZ世代が多いことがうかがえた。選んだ人からは、「最後に願いをかなえたい」「気持ちを伝えて終わりたい」「振られても別の学校へ行って離れられる」と、好きな人に会えなくなるからこそ、自分の気持ちを伝えたいと考えるZ世代が多かった。また「TikTokなどで卒業あるあるを見ると必ず出てくる」「少女漫画にありがち」との声も聞かれた。
2位は、卒業式の教室を飾る「黒板アート」が選ばれた。選んだ人からは、「学校生活の思い出がたくさん詰まっているのは教室」「感謝と最会の意を込めて、最後の思いを黒板に刻む」「先生からのメッセージと一緒に書いてあるとうれしい」なとの声があった。黒板アートの前で写真を撮りSNSにアップする姿もよくみかけるようになっている。
3位の「『また会おうね!』と言うが会わない」は、卒業して環境や生活リズムが変わると、友達と予定も合わず徐々に疎遠になってしまうと答えた人が多かった。選んだ人からは、「みんな感動して口から出まかせになってる」「本当に会いたい気持ちはあるが、時間がないし新しい友達ができて会わない」「学校が変わると疎遠になる」などの声が聞かれた。
4位以下は「『泣いちゃうかも〜』と謎のアピール」「とりあえずプリクラを撮る」「校長先生の話が長い」「マスク生活で最後まで顔下半分を知らない人がいる」「卒業アルバムの写真を撮り直したい」「号泣を想定してマスクの替えを持参」「仲良くなかった人とも写真撮影」だった。
調査は、10〜24歳の男女を対象にインターネットで実施した。期間は1月13〜30日、有効回答数は585人。
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