一方で、同サイトに掲載されていた一都三県の「ペット相談可物件」の月別推移を見ると、20年1月は全体の14.0%だったのに対し、22年12月は18.4%と4.3ポイント増加している。ペットも「家族の一員」としての位置付けになりつつあり、こうしたニーズの高まりを、物件を貸す側も意識しているといえる。
実際にペット相談可物件を探したことがある243人に、「物件探しをしていて感じたこと」を調査したところ、1位は「物件数が少ない」だった。2位「家賃が高い」、3位「サイズや頭数に制限がある」という結果に。
1位の「物件数が少ない」については他の差を付けて多くの票が集まり、ペット相談可物件の割合は増加傾向にあるものの、まだ大きな課題であることが分かった。
ランキング2位だった「家賃が高い」について、東京都のペット相談可物件とそれ以外の物件の平均家賃を比較した。その結果、単身者向け(5〜34平方メートル)では、ペット相談可以外の平均家賃が8万6026円なのに対して、ペット相談可物件は 9万8804円と1万2778円高いという結果に。ファミリー向け(35〜100平方メートル)では、ペット相談可以外の平均家賃が17万6175円に対して、ペット相談可物件は20万3546円と、こちらも2万7371円高かった。
調査は22年12月5日〜12日に実施。ペット可物件を探したことがある243人を対象とした。
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