2社に1社は「入社式でマスク着用を求める」 そのワケは?マスク解禁の一方で

» 2023年03月13日 11時55分 公開
[ITmedia]

 3月13日以降、新型コロナウイルス対策としてのマスク着用は「個人の判断にゆだねる」方針となった。その一方、半数の企業が「4月の入社式でマスク着用を求める予定」であるということが、学情の調査で判明した。

半数の企業が「4月の入社式でマスク着用を求める予定」(画像はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

新入社員に委ねても判断しにくい? 入社式はマスク着用が半数に

 企業・団体の人事担当者を対象にアンケートを実施したところ、50.0%が「入社式でマスク着用を求める予定」と回答した。

 次いで「検討中」が32.8%、「個人の判断にゆだねる予定」が13.1%、「マスク着用なしを容認する予定」が4.1%だった。

「4月の入社式でマスク着用を求める予定」が50.0%、「検討中」が32.8%(学情のプレスリリースより)

 着用を求める予定の企業からは、「新入社員に『個人判断』を委ねても判断しにくいと思う」「5類移行までは様子を見たい」「事業運営上のリスクを低減するため」といった意見が挙がった。

入社式の実施方法は?

 入社式の実施方法については、81.2%の企業が「リアルで実施」と回答した。22年の調査結果(67.2%)から14ポイント増加した。

「4月の入社式でマスク着用を求める予定」が50.0%、「検討中」が32.8%(学情のプレスリリースより)

 リアルで実施する企業からは「同期との人間関係を築いてほしい」「入社したという実感を得てほしい」といったコメントが寄せられたほか、「4年ぶりに対面で開催する」という企業の声も複数寄せられた。

 また、リアルで実施する企業のうち91.8%は「コロナ前と同規模」で開催すると回答した。8.2%の企業では規模を縮小して開催する。

 調査は2月20〜28日に、インターネットで実施した。回答企業は612社。

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