JR東、大井町駅周辺を開発 賃貸、ホテル、住宅が一つに25年度末に開業

» 2023年03月16日 12時35分 公開
[らいらITmedia]

 JR東日本は、東京南エリアのまちづくりの一環として4月から大井町駅周辺を開発する。東京の国際競争力向上と、国内外からの多様な人々の交流・流動の創出を図り、JR東日本グループの収益基盤を強化する狙い。

photo JR東日本は、東京南エリアのまちづくりの一環として4月から大井町駅周辺を開発する

 浜松町駅から大井町駅に至る「東京南エリア」の中心を「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」とする。周辺の高低差に対応した重層的な歩行者デッキを整備し回遊性を高める。駅舎の改良やバスやタクシーなどが利用できる交通広場を整備するという。あわせて避難広場や地域冷暖房施設の導入により、災害に強く環境に配慮したまちづくりを進める。

photo 周辺の高低差に対応した重層的な歩行者デッキを整備し回遊性を高める
photo 駅舎の改良やバスやタクシーなどが利用可能な交通広場を整備する

 暮らしを支えるための開発も手掛ける。駅直結の利便性と開放的な空間を感じる複合施設として、東京南エリア最大規模のオフィス、アウトモール型の商業施設、ラウンジやルーフトップバーのあるホテル、高品質な賃貸住宅を整備する。パブリックスペースも整備し、地域と連携したイベントの開催や、憩いや交流の場所としての活用を目指す。

photo 暮らしを支えるための開発も手掛ける

 開発街区は25年度末に開業予定。羽田空港の国際化やリニア中央新幹線の整備などによる交通インフラの充実・進化を見据え、エリアの開発を進める。

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