東証グロース上場でVTuber(バーチャルユーチューバー)事業を展開するANYCOLOR(東京都港区)は3月15日、2023年4月期の業績予想について営業利益を従来の77億円から92億円に上方修正すると発表した。同日付でプライム市場への区分変更を申請したことも明らかにした。
ANYCOLORはプライム市場への区分変更を申請したと発表した(同社公式Webサイトより)
同社は23年4月期(22年5月1日〜23年4月30日)の業績予想について、営業利益を従来の77億円から92億円に、純利益を53億円から63億円にそれぞれ引き上げた。VTuberグループ「にじさんじ」と英語圏のVTuberグループ「NIJISANJI EN」ともに、コマースとプロモーション領域で業績が好調に推移したという。
ANYCOLORが発表した業績予想(プレスリリースより、以下同)
同日付で東証プライム市場への区分変更も申請した。同社は22年6月にグロース市場に上場したが、「今後、より一層の社会的信用力や知名度、企業価値の更なる向上を実現していくためには、市場区分を変更することが重要だと考えた」とコメント。現時点で承認の可否や時期については未定としている。
ANYCOLORの市場区分変更に関するコメント
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