原材料高騰が続く中でも、ワンコイン前後でランチを提供し、多くのビジネスパーソンから支持を集める外食チェーンがある。各社のランチの戦略やメニューのこだわり、価格維持への企業努力をひもとく。
物価上昇などの影響から、ビジネスパーソンの中にはお小遣いが減少している人が少なくない。勤務日のランチ代は平均439円〜564円というデータもある(エデンレッドジャパン「ビジネスパーソンのランチ実態調査」より)。昨今はコンビニの弁当も値上げが続いているため、日々のランチ探しに苦戦している人も多いのではないだろうか?
本連載では、ワンコイン前後でランチを提供し、ビジネスマンから支持を集める外食チェーンを取材。ランチの戦略やメニューのこだわり、原材料費高騰が続く中での価格維持への企業努力をひもとく。
第1回目は、回転寿司チェーン「くら寿司」のランチ「感動の丼」を取材した。
くら寿司は平日限定でランチ「感動の丼」を提供している。「海鮮丼」「天丼」を500円、「うな丼」を580円、「特上うな丼」を1000円というリーズナブルな価格で用意する。
平日の午後5時まで提供しており、ランチだけでなく早めのディナーとしても利用可能だ。広報担当者は「午後2時以降は比較的空きが出る時間になるため、この時間帯における需要創出にも期待している」と説明する。
品ぞろえのこだわりを聞くと、生ものが苦手な人も利用できるように、海鮮丼に加えて天丼、うな丼をそろえたという。
「『えび天と季節の天丼』は、旬な魚を揚げたての天ぷらとしてご提供。生魚が苦手な方でもご堪能いただけます」
「また、価格が高いイメージがあり、丑の日など特別な日に食べるとされているうなぎを、手軽にリーズナブルにお召し上がりいただけるよう『特上うな丼』を1000円でご用意しています。最近では、海外からのお客さまにも人気の商品です」(広報担当者)
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