「SUUMOジャーナル」を運営するリクルートは、JR山手線の各駅から徒歩15分圏内にある一人暮らし向け賃貸物件を対象に、家賃相場が安い駅順にランキングを発表した。同線全30駅のうち最も家賃相場が安い駅は「田端駅」(8万6500円)だった。
2位は「西日暮里駅」(8万7000円)、3位は「目白駅」(8万8000円)だった。
1位の「田端駅」は北区にあり、JR山手線の駅では最も北側に位置している。駅北口側に併設された商業施設には、スーパー、ドラッグストア、ベーカリーや飲食店などが入っている。また、駅周辺にもスーパーやコンビニが点在し、深夜0時まで営業するスーパーがあるなど生活しやすい。
2位の「西日暮里駅」は1位の「田端駅」の隣に位置し、JR京浜東北線も停車するほか、赤坂駅や表参道駅と結ばれた東京メトロ千代田線が通っている。JRの駅舎から少し離れた場所には、東京23区北東部へ延びる日暮里・舎人ライナーの駅もある。駅の東側にはさまざまな飲食店が立ち並び、外食する場所には困らない環境といえる。
3位の「目白駅」は、両隣に位置する「高田馬場駅」や「池袋駅」と比べて繁華街が広がっていないため、落ち着いた雰囲気の街並み。駅前には、飲食店やスーパーなどが入ったショッピングモールがある。このショッピングモールが面した目白通り沿いには飲食店も点在しているが、少し裏道に入ると静かな住宅街が広がる。
以下、4位「日暮里駅」(8万9000円)、5位「高田馬場駅」(9万1000円)、6位「大塚駅」(9万2000円)、7位「池袋駅」(9万3000円)、8位「巣鴨駅」「新大久保駅」(ともに9万3500円)、10位「駒込駅」(9万4000円)と続いた。
1位の「田端駅」がJR山手線で最北の駅であることに加え、上位10駅はいずれも北側位置しており、日暮里駅〜新大久保駅間の連続する10駅でトップ10が構成されている。
このことから、リクルートは「JR山手線駅でリーズナブルに住みたい場合は、まず『北側にある駅』と覚えておくとよい」としている。
調査は、SUUMOに掲載されている一人暮らし向け賃貸(物件専有面積10平米メートル以上〜40平米メートル未満、ワンルーム・1K・1DK)を対象に実施した。データ抽出期間は2022年1〜12月。
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