WBC優勝トロフィーは米ティファニー製 侍ジャパンを祝福05年から制作

» 2023年03月22日 19時46分 公開
[ITmedia]

 ワールドベースボールクラシック(WBC)のチャンピオントロフィーは米ティファニー製――。同社は3月22日、WBCのチャンピオントロフィーが自社製だと明らかにし、優勝した“侍ジャパン”こと日本代表を祝福した。

侍ジャパン(World Baseball ClassicのWebサイトより)

 ティファニーは2005年に初めてWBCのトロフィーをデザイン。以来、ティファニーのホローウェア(西洋の食器)工房で、このトロフィーを手作業で制作している。

侍ジャパンをティファニー製チャンピオントロフィーで祝福(以下プレスリリースより)

 優勝チームに毎回贈呈するWBCチャンピオントロフィーは、米フロリダ州マイアミで開催したトーナメントのためにデザインを一新した。今回のトロフィーは重さ12.7キロ、高さ61センチで、4点星の中央にあるボールの周りに24Kゴールドのバーメイルを施している。ティファニーブルーのボックスに収めて贈呈する。

 ティファニーの職人たちは、はんだ付け、石留め、研磨、エッチング、組み立て加工といった伝統的な技術と、最先端技術を融合。約5カ月の月日をかけてこのトロフィーに命を吹き込んだという。

 同社は、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のスーパーボウル優勝トロフィー「ヴィンス・ロンバルディ・トロフィー」や、テニスの全米オープンのトロフィーなども手掛けている。

職人たちは約5カ月かけてトロフィーに命を吹き込んだ

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