共働き世帯が増える中、仕事と家事の両立は悩ましい課題だ。さまざまなタスクをこなしながら、仕事に集中できる環境を整えるにはどうすればいいのか。業務外の「もやもや」を解消し、共働き・子育て世代がより多くのリソースを仕事に避ける環境を整備するヒントをお届けしていく。
妻と私はともに都内で会社員として働いています。子どもは2人いて、上の子は小学校(低学年)、下の子は保育園にそれぞれ通っており、家事・育児・仕事に忙しい日々を送っています。
キャンプ、手作り教室、職場訪問といったように子どもにさまざまな体験をさせたいと思うのですが、そういったイベントを探す時間が少ないのが実情です。また、人気のイベントはすぐに予約が埋まってしまうので、休日を近所の公園などで過ごすことも多いです。
私たちが気軽に職業体験できる施設として重宝しているのが、東京・四谷にある消防博物館です。具体的にどういった点が忙しい家族にお勧めなのか説明していきます。
なお、本コラムは2023年2月中旬時点の情報に基づいています。最新のイベントや施設情報については、事前に公式Webサイトなどで確認をお願いします。
消防博物館の正式名称は「東京消防庁消防防災資料センター」で、消防に関する広報・教育施設として1992年に開館しました。消防関係の資材、書籍など1万2000点以上の資料を所蔵しています(出所:公式Webサイト)。
過去に活躍した消防車や消防ヘリだけでなく、かわいいキャラクターや、遊びながら消防の仕事が学べる展示などが充実しており、何度行っても子どもが飽きることがありません。
地下1階には、消防車の変遷が分かる展示と、ミュージアムショップがあります。
1929年に輸入された「マキシム消防ポンプ自動車」や、1955〜75年に稼働していた「ベンツ・メッツ梯子自動車」など、本物の消防車がずらりと並んでいます。親子が消防車を背景にスマホで自撮りする姿をよく見かけます。
また、消火活動をするロボット「遠隔操作式消火装置(ジェットファイター)」などはメカ好きな子どもに好かれそうです。「東京消防庁はしご車の歴史」という年表も充実しており、大人も楽しめます。
ミュージアムショップではトミカの消防車・救急車、ピンバッチ各種、キーホルダーなど消防に関するグッズがたくさん販売しています。
ベビーカー置き場は同博物館の3階、1階、地下1階にあります。赤ちゃん連れの夫婦にとってはありがたいのではないでしょうか。
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