消費者が選ぶ強いブランド 3位「ユニクロ」、2位「Google」、1位は?

» 2023年03月27日 10時19分 公開
[秋月かほITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 日経BPコンサルティング(東京都港区)は「ブランド・ジャパン 2023」の結果を発表した。国内で使用されているブランドを「フレンドリー(親近性)」「コンビニエント(利便性)」「アウトスタンディング(卓越性)」「イノベーティブ(革新性)」という4指標から一般生活者に評価させ、ランキング化したもの。一般生活者編の総合力ランキングでは、「USJ」(90.7ポイント)が初の首位を獲得した。

photo 日経BPコンサルティングは、「ブランド・ジャパン 2023」の結果を発表した(ブランド・ジャパンホームページより)

 1位のUSJは前回の19位(76.3ポイント)から大幅に順位を上げた。ブランド力を構成する要素の中で「イノベーティブ」「アウトスタンディング」の評価が高く、イノベーティブランキングでは1000ブランド中1位を、アウトスタンディングランキングでは2位を獲得した。

 続く2位は「Google」(90.0ポイント)、3位「ユニクロ」(85.9ポイント)、4位「ディズニー」(85.7ポイント)、5位「ダイソー」(84.8ポイント)という結果に。

 同社は「今回の調査結果では、コロナ禍でもたらされた行動規制が緩和されたことによる外出型消費の増加や、物価上昇による家計での消費支出への影響が大きい中で、『節約志向』『健康管理』『楽しさでストレスの発散』に貢献したブランドに注目が集まった」と分析した。

photo ブランド・ジャパン2023「総合力」ランキング 上位100ブランド(出典:プレスリリース、以下同)

 前回調査と比較して総合力が上昇した企業の1位も「USJ」(14.4ポイント増)だった。2位は「トヨタ自動車」(12.7ポイント増)、3位は「NTT東日本」(11.3ポイント増)と続いた。

 同社は「ランキングの上位では、家庭内消費(動画配信サービスなどのエンターテインメント)と、レジャー消費(テーマパーク、航空、旅行)のブランドが目立つ」とコメントした。

photo ブランド・ジャパン2023「総合力」上昇ランキング 上位50ブランド

 調査は22年11月9〜21日、18歳以上の男女を対象にインターネット上で実施した。有効回答数は4万1000人。

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