レンタカーの総合満足度 3位「タイムズカー」、2位「オリックス」、1位は？：1万人に聞いた

[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ：

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

　CS（顧客満足度）に関する調査・コンサルティングの専門機関「J.D. パワー ジャパン」（東京都港区）は2023年の「レンタカーサービス顧客満足度調査」の結果を発表した。総合満足度トップは5年連続でトヨタレンタカーが選ばれた。

レンタカーサービス顧客満足度調査を実施した(提供：ゲッティイメージズ）

　レンタカー各社はコロナ禍による外出機会の減少で、車両数や店舗数を抑制・削減していたが、調査では需要の回復傾向が鮮明となった。レンタカーの利用目的として最も多かったのは「旅行」（51％）で、2022年３月発表の調査と比べて10ポイント増加した。

　予約方法は、旅行予約サイトや旅行代理店からの予約が21％となり、22年3月の調査と比べて５ポイント増加した。行動制限の緩和や全国旅行支援の再開などが影響したとみられる。

レンタカーの利用目的として最も多かったのは「旅行」（プレスリリースより、以下同）

　レンタカー各社の顧客満足度では、トヨタレンタカーが725ポイントを獲得し、5年連続で1位に選ばれた。2位はオリックスレンタカー（720ポイント）、３位はタイムズカーレンタル（718ポイント）がランクインした。

　総合満足度は「各種料金」「出発／返却時の対応」「車両」「サービスメニュー」（「予約（ウェブページ／モバイルアプリ／電話）」の各項目について調査対象者に評価してもらい算出した。

2023年レンタカーサービス顧客満足度

　また、レンタカー業界全体の総合満足度は712ポイントとなり、22年3月の調査（709ポイント）と同水準を維持した。各社は急増した需要に対応しなければならない1年となったが、「多くのレンタカー会社において従前のサービス品質が維持できているといえる」とJ.D. パワーは分析している。

　調査は直近半年以内にレンタカーを利用した18歳〜64歳を対象に1月にインターネットで実施。1万187人から回答を得た。