セブン‐イレブン・ジャパンは3月29日、店内の専用マシンで提供する「お店で作るスムージー」の販売エリアを2024年2月末までに全国に拡大すると発表した。これまで廃棄されていた食材を活用し、食品ロス削減に貢献する。
15年から商品化に向けての検討を始め、17年から一部店舗で販売を開始。現在約2700店(2月末現在)で販売している。
同商品は素材のフレッシュ感が味わえる「急速凍結した野菜や果物」と野菜ピューレや果汁などを凍らせた「アイスキューブ」を組み合わせ、専用マシンでミックスして出来立てを提供する。
商品は4種類用意。「お店で作るいちごバナナソイスムージー」(300円)は、いちご、バナナなどのフルーツを使用。アイスキューブには豆乳や蜂蜜を入れた。
「お店で作るダブルベリーヨーグルト スムージー」(300円)はアイスキューブにヨーグルトを、フルーツはブルーベリーやストロベリーなどを使用した。
その他、「お店で作るマンゴーパインスムージー」「お店で作るグリーンスムージー」(各300円)を販売する。
見た目の問題だけで規格外品となり廃棄されていた野菜や果物も活用することで、フードロス低減にもつなげている。例えば、グリーンスムージーのアイスキューブには、通常廃棄されてしまうブロッコリーの芯の部分をピューレ状にして使用している。
同業では、ファミリーマートがミルクで作るフローズンドリンク「フラッペ」を強化している。ブラックサンダーなどの人気商品とコラボした商品や有名店監修商品を投入し、売り上げを伸ばす。
一方ローソンは、一部店舗で本格的なデザートドリンクを提供するカフェ事業「MACHI cafe+」(マチカフェプラス)を開始。店内の区画で1から手作りで調理するスムージーを販売している。
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