日清食品が人気の「どん兵衛」シリーズから、具材の油揚げと天ぷらを単品で発売し、話題を呼んでいる。かねて「具材だけ別売りしてほしい」との要望が多かったといい、商品化に踏み切った。「具材だけ」が登場したかと思えば、他社では「具なし」のカップ麺も人気を博しているという。どのようなニーズがあるのだろうか。
日清食品が3月27日に発売したのは、「日清のどん兵衛のおいしいふっくらおあげ」(内容量26グラム)と「日清のどん兵衛のおいしいサクサク天ぷら」(同32グラム)。それぞれ2枚入りで、希望小売価格は182円。
「以前から『おあげだけを買いたい』『自分の好みにアレンジしたいから、天ぷらだけ別売りしてほしい』といった要望が多数あり、商品化を検討していました」と担当者は話す。
今回「日清のどん兵衛 袋麺」シリーズの発売にあわせ、「具だけ」商品を展開することで「袋麺」の楽しみ方が広がるのではないかと考えたという。今回のように、特定の商品に使用している具材を商品化するのは、これが初めてだ。
自分好みにアレンジしたい――という要望に応え、同社はアレンジ例も紹介している。「日清のどん兵衛」のカップ麺に「追い具材」をし、おあげを3枚入りにした「トリプルきつねうどん」や、おあげと天ぷらがダブルで入った「欲張りどん兵衛」。白飯にのせた「きつね丼」や「天丼」、パンにのせた「おあげトースト」など、自由な組み合わせが可能だ。
「具材だけを商品化したことがなかったため、保存性の担保や、輸送時の割れ防止など、品質面での課題をクリアする包装形態の設計に苦労しました。さまざまな形状や材質を検討しながらテストを重ねることで、ようやく商品化にたどり着きました」(担当者)
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