ANA国内線システム、不具合続く 3時間経過も完全復旧せず 原因は「調査中」：欠航の可能性も

[ITmedia]

　全日本空輸（全日空、ANA）は4月3日、国内線向けのシステムに不具合が発生したと自社の公式Twitterアカウント（@ANA_flight_info）などで発表した。不具合は同日午後2時ごろから続いており、約3時間が経過した現在も完全復旧していない。同社は原因や影響範囲について「調査中」としている。

ANAの機体（提供：ゲッティイメージズ）

　同社によると、搭乗券の予約や販売に加え、搭乗手続きを行うシステムに不具合が発生。代替システムに移行し、一部の空港やユーザー向けには復旧しているものの、完全復旧には至っておらず、遅延が生じているという。

プレスリリース

　同社は不具合の影響で「今後の運航便で、急遽遅延や欠航となる場合や、空港カウンターでの手続きや手荷物の預かり、保安検査場の通過に通常よりも時間を要する可能性がある」と説明。「ご迷惑をおかけいたしますことをおわび申し上げる」としている。

　対象となる運航便の航空券については、実際の運航状況にかかわらず、搭乗予定便の変更（振替）や払い戻しを受け付ける。