国土交通省は4月6日、トヨタ自動車から「シエンタ」や「ポルテ」など6車種計約29万台のリコールの届け出があったと発表した。エンジンの始動装置などに不具合が見つかり、2件の火災が発生しているという。
国土交通省は4月6日トヨタ自動車から「シエンタ」や「ポルテ」など6車種計約29万台のリコールの届け出があったと発表した(提供:ゲッティイメージズ)
届け出によると、2015〜17年に製造された「シエンタ」「ポルテ」「スペイド」「カローラ アクシオ」「カローラ フィルダー」の5車種計約23万5000台は、エンジンの始動装置(スタータ)に不具合が確認された。経年でボトルが緩み、そのまま使用を続けるとエンジンが始動不能となり、最悪の場合、火災に至る恐れがある。これまでに13件の不具合と2件の火災が報告されているという。
エンジンの始動装置(スタータ)に不具合が確認された。これまでに13件の不具合と2件の火災が報告されているという(国交省のプレスリリースより、以下同)
また、22年10月〜23年1月に製造された「シエンタ」「クラウン」約5万6000台についても、走行用前照灯(ハイビーム)が点灯しない、座席リクライニングができない――などの不具合がこれまでに86件報告されているという
走行用前照灯(ハイビーム)が点灯しないなどの不具合が86件報告されているという
同社は公式Webサイトで「ご愛用の皆さまには大変ご迷惑をおかけ致しましたこと、心からおわび申し上げます」と謝罪。最寄りの販売店などで点検・修理(無料)を受けるよう呼び掛けている。
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