ゲーム大手のセガは4月17日、フィンランドに本社を置きモバイルゲーム「アングリーバード」を手掛けるロビオ・エンターテインメントを7億ユーロ(1036億円)で買収すると発表した。グローバルゲーム市場の拡大が見込める中、ロビオが持つモバイルゲームの開発能力や運営ノウハウを獲得し、グローバル展開を加速させたい考えだ。
セガはロビオ・エンターテインメントを7億ユーロ(1036億円)で買収すると発表した(プレスリリースより、以下同)
買収はセガの英国子会社、セガ・ヨーロッパを通じて実施。同日、親会社のセガサミーホールディングス(HD)とロビオが最終契約を締結した。
ロビオは2003年に設立。モバイルゲームの企画、開発、パブリッシングをグローバル展開しており、モバイルゲームのダウンロード数は累計50億に上る。09年に展開し大ヒットした「アングリーバード」のほか、ゲーム以外のブランドライセンス事業も幅広く手掛けている。
セガが発表したプレスリリース
セガは、グローバルゲーム市場におけるプレゼンスを高めるためには「継続的なゲーム開発体制と運営力の強化が必要不可欠」と判断。ロビオの買収でIPのモバイルゲーム化、マルチプラットフォーム対応を促進し、グローバル展開を加速させるとしている。
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