自動車販売会社の広島マツダ(広島市)は4月30日、従業員がSNSに投稿した動画について、同社公式Webサイトで謝罪文を公表した。作業着姿の従業員が首を傾けて電動車いすを操作する姿を映した動画がSNSで拡散しており、批判の声が上がっていた。
発表によると、動画は4月下旬に投稿されたものだという。同社は動画に映っている従業員や投稿した従業員らに事実確認を行ったといい、「決して障害者を揶揄(やゆ)するつもりはなかったと申しておりますが、会社としては軽率な行動に対して厳重注意を行い、当該従業員も深く反省しております」と記した。
同社は関係グループ会社で内容を周知し、再発防止に向けた取り組みを進めるとしている。
従業員がSNSに不適切な動画を投稿し、企業が謝罪に追い込まれるケースはこれまでも繰り返し起きている。かつては飲食店などのアルバイト従業員が悪ふざけを行い、SNSに投稿して炎上する「バイトテロ」が多発。近年は性的少数者などへの配慮を欠いた企業公式アカウントによる投稿など、ジェンダー問題に絡む炎上も目立っている。
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