最大9連休となる2023年のゴールデンウイーク、水族館に足を運ぶ人も多いのではないか。水族館といえば海の生き物の展示はもちろん、見逃せないのが、ぬいぐるみなどのグッズだ。単にかわいさをアピールするだけでなく、飼育員が監修し細かな部分までリアルに再現するなど、各館ごとに手の込んだこだわりが光る。水族館がぬいぐるみの制作にこれほど注力するのはなぜなのか。
「お客さまにとって、ぬいぐるみが生き物を身近に感じ、愛着を持ってもらえるアイテムになればと思っています」
こう話すのは、2012年にオープンした京都水族館(京都市下京区)の担当者。同館は日本の特別天然記念物、オオサンショウウオの展示で知られる。約30種類を展開する同館オリジナルのぬいぐるみの中で最も人気なのが、開業当初から販売する「オオサンショウウオぬいぐるみ」だ。
サイズはS(約20センチ、1430円)、M(約30センチ、1900円)、L(約50センチ、2800円)、LL(約85センチ、5000円)、XXL(約155センチ、2万7390円)――の5種類で、中でもオリジナルトートバッグ付きのLLは年間約5000個を売り上げる人気アイテムだという。担当者は「愛嬌のある表情、抱き心地の柔らかさ、毛並みの心地良さ」が人気の理由だと話す。
このほか、2020年から新商品として販売する「ひざオオサンショウウオ」は、ふかふかの触り心地をさらにアップさせた。サイズはM(全長60センチ)、L(120センチ)、特大(170センチ)――の3種類で、「在宅ワークのお供」や抱き枕のようにして添い寝におすすめとアピールする。
同館ではクリスマスの時期に販売し毎年デザインの変わる「マフラー付きオオサンショウウオぬいぐるみ」や、開業10周年を記念した「金のオオサンショウウオぬいぐるみ」など、限定商品や新商品の開発も積極的に進めている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング